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年齢と年収〜女性編〜

年齢と年収〜女性編〜

さて、最近では共働きも当たり前の時代となってきました。
それは同時に、女性も年収で判断される時代が来たことを意味します。
男性が女性を養う、という価値観は過去の遺物と消えました。
そうなると、男女ともに異性に年収を求めるのは自然の摂理と言えるでしょう。
自分と同等、叶うなら、自分より格上の収入を稼ぐ異性と出会い、
金銭的な不安から解消されたい、もっとリッチな生活をしたいと願うのは当然のこと。
では、実際のところ、女性はどの程度稼いでいるのでしょうか?

 

この記事でわかること
  • Pairsの年収回答人数
  • 年齢と年収の関係
  • 職業別人数と年収

データの前提条件

まずは、データの前提条件です。

  • 調査実施日:2019年10月
  • 検索条件_居住地 京都、兵庫、和歌山、大阪、奈良、滋賀
  • 検索条件_最終ログイン 3日以内

Pairs年齢別の平均収入

女性ユーザ年齢層の割合は下記ページを参照ください。
Pairsにおける”年齢”と”いいね”の関係〜女性編〜

まずは、回答を見てみましょう。

回答は下記の数字に仮おきしています。
表示しない:0
200万円未満:150
200万円以上〜400万未満:300
400万円以上〜600万未満:300
600万円以上〜800万未満:700
800万円以上〜1000万未満:900
1000万円以上〜1500万未満:1250
1500万円以上〜2000万未満:1750
2000万円以上〜3000万未満:2500
3000万円以上:3000

”表示しない”を選択している女性が大多数なので、男性目線としてはずるく感じるところ。
表示されている方は約6,000人いらっしゃいます。そして、なんとこの中で800万円以上を稼いでいる女性は42名しかいません。

ネット記事で婚活女性でバリバリ稼ぐキャリアウーマンが登場して年収800万以上と書いてあったり、ママ活を斡旋するブログでも高収入女子が登場しますが、実態としてはかなり少ないと想定されます。自身の給料と比較すると想像ができますね。良いか悪いかは別として、極端に時給の高い職業は、日本にほとんどありません。残業規制が厳しい今日では、年収600万円を超えるのもなかなか難しい。高収入男性を探すのも難しい中、高収入女性を探すのは更に困難でしょう。

そもそも女性の年収調査はないの?というと転職サイトなどにあります。
下記を参考に。
女性の平均年収ランキング 最新版 年齢別 by doda

転職サイトの女性の平均年収を参考にしつつ、Pairsで出会える可能性の女性の平均年収は?
ということで非表示を除外し、かつ18〜50歳に限定した結果は下記の通り。

Pairsでは200〜300万円といったかなり曖昧な申告です。それを私は250万円に仮おきしているので、この数字推移自体に大きな意味はありません。しかし、私が言いたいことは、年齢に応じて年収が伸びているわけではないということです。年上の女性を狙うことで、金銭的な余裕を確保しようと言う戦略は誤りと言えるでしょう。

年齢と年収のグループ分け

それでは、回答の構成を見ていきましょう。年収の表示があった約6,000名の結果は下記のとおりです。

22歳未満は学生が多いこともあり、年収200万円未満の回答が多いです。24歳ぐらいになる200〜400万円の回答が大半となります。この結果を見た印象だと、年齢に合わせて年収が400万円以上に上がる職業と300万円台で頭打ちの職業があるようですね。600万円台に到達する女性の比率が低いことが気になります。それでは、職業別に年収を見ていきましょう。

職業別の人口

まずは、年収を見る前に、どのような職業に従事している女性が多いのか見てみましょう。
下記は、職種に表示のあった約24,000名の結果です。

1,000人を超えている職業にピックアップしてみました。
会社員、事務員が多いですね。そして、マッチングアプリ定番の看護師、保育士も上位に上がります。
それでは、これらの職業で年収が高い職業はどれになるでしょうか?
母数がぶれますが、再び年収に表示のあった6,000名の結果です。

平均年収を降順に並べた結果が下記の通り。

人数を降順に並べた結果が下記の通り。

外資金融の年収の高さに目が行きますが、4人しかいないという。なんという倍率でしょう!
このように見ると母数が多く、年収も高いことが期待できるのは大手企業の社員でしょうか?
大手企業の総合職であれば、ダイバーシティの推進の後押しもあり、女性の採用数が増えています。

大手企業の女性、実はかなりおすすめ、という話をまた次回書こうと思います。
人数別に見ると事務員は数多くしますが、年収面では魅力が低いことがわかります。

さらに深堀したい内容

さて、今回は記事が長くなってきたのでここまでにします。先にも少し触れましたが、職業ごとに年齢に応じた伸び率が異なります。
転職においても言えることですが、年収は本人の能力以上に業界の持つ伸び率が大きく関わってきます。

いくら優秀な人でも業界の市場が弱いと年収は低く、逆に業界の市場が強いとまったりしていても年収がとても高いことはよくあります。

今回は年収の平均という着眼点で考察をしましたが、ヒストグラムで考察を深めると年功序列的に大きく稼げる業界、入社時からまるで収入が変わらない業界が明らかになります。
業界ごとの年齢のばらつきや、年収のばらつきをさらに深堀して行きたいですね!

今回のデータから言える結論

今回の記事では、女性の年齢と年収の関係をグラフ化しました。下記の結論が言えると思います。

結論
  • 年齢に応じた年収の伸びはあるが、600万円以上まで伸びる人は少なく、800万円以上稼ぐ人は稀有な存在
  • 職業ごとに年収は大きく変わる
  • 大手企業、会社員、看護婦は人数も多く、年収が高めの女性が多い
  • 業界ごとに年齢と年収に差が大きくあるかも?

ワイドショーなどで年収1,000万円以上を求める婚活女性がたびたび登場しますが、自身の年収を棚に上げていることが見えてきますね。
男女ともに正しい知識を持って、現実を受けいれて婚活を進められると世の中がもう少し生きやすくなるような気がします。
次回の記事をお楽しみに!

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